ギターインストのゲーム音楽レコーディング進行中!!!

7月末にドカドカ勢いでレコーディングしたゲーム音楽のミックスサンプルがコンポーザーの12sound岡本さんから届きました。

ロックなギターインストばかりです。疾走感満載のハイスピードな楽曲群のテーマメロディーとアドリブソロをレコーディングしました。


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アドリブソロはその場で数テイク弾いて岡本さんに好きなテイクをセレクトしてもらった感じです。

それぞれが数十小節の長さのロングソロなので、ミックスを聴いて「あーこんなアドリブやっていたのねー」って再確認したり、ディレイの設定を考えたり。レコーディング中にはドライ音でレコーディングするので、後からこういうエフェクトをかけようってアバウトにイメージしながら弾いてます。

ライブでやっているようにスペシャルエフェクトとしてロングディレイをアクセントに一瞬踏んだり、ディレイ音だけリバースかけたりと様々なイメージを膨らませて最終ミックス確認にむかいます。

最終ミックス確認まで数日あるのでそれまでに音源を聴きながらイメージトレーニング。

モノによってはスペシャルエフェクト無しのロックサウンド一発の切り口もカッコイイかなあと。曲調によってはモジュレーションディレイ欲しいし。ここら辺はライブで使っているZOOMMS CDR 70の自分の設定を伝える感じかなあと。
cdr
このエフェクターは面白いです。空間系だけにフォーカスして様々なモデルのシミュレートセッティングをプリセットしてあるのですが、少し手をくわえたらすぐに使えるモノに作り替えられます。

左右にディレイをパンでとばすのはDISINCARNATEOBITUARYTESTAMENTなどでもギターを弾いているジェイムズマーフィーからの影響です。

音源完成が楽しみです。発売に向けて告知解禁になったら詳細をアップします。

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最近のギターアンプ事情 PEAVEY EMVOY110

現在のメインアンプはPEAVEY EMVOY 110というソリッドステートアンプです。

以前書いたように、メインワークであるNEXT ORDERでは7枚目のライブレコーディングまでMUSICMAN 210HD130を使っていました。
リンクページです。
MUSICMAN210HD130

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そしてこの7枚目のライブレコーディングが無茶苦茶大変だったのです。
神戸BIG APPLEで六日間連続でライブをレコーディング。
毎日違う曲を64曲演奏するので、本番前に3日間スタジオで朝から晩までリハーサルでした。

その結果、素晴らしいクオリティのライブアルバムが出来ました。
国内外の雑誌、レビューサイトで取り扱われ、NEXT ORDERの集大成であり代表作となったと言われました。
大感謝。

プリント

amazonのリンクです

、、、、、なのですが、そのレコーディング中の酷使でアンプの真空管にダメージが蓄積され、それ以降ノイズが出るようになってしまったのです。

そしてレコ発ツアー中の姫路ライラでリハーサル後、アンプは故障。
ちょうど偶然ライブハウスに置いてあったセッション用アンプを借りたのですがこれがすごかった。
PEAVEY EMVOY110です。
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クリーン、歪みともにレコーディングエンジニアからも太鼓判を押されるスーパークオリティのアンプです。
爆音のアンサンブル状態でもとにかくハイゲインに歪ませても抜ける音色をつくれる。
クリーントーンでブースターノブを使用したらチューブのクリーンのようにすこしモコっとした感じをつくれる。
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クリーンの音色を3段階にシフトできる小さなスイッチがついているのですが、このスイッチでかなりキャラクターを変えることができます。
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このスイッチの役割がデカい。
これとブースターを使いこなしたら自分が欲しいクリーントーンはほぼ網羅してつくれるのではないかと。

そして何より軽い。
10キロです。
MUSICMANの3分の1。
写真のようにキャビネットのサイズはそこまで変わらないのですが、20キロの差はデカイ。
ツアー車のサスペンションの寿命も変わる気がする。笑
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NEXT ORDERをはじめラウドな音量まで使用するアンサンブルでは現在このアンプをつかっています。

最近よく使っているアンプのサイズ比較。
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そして普段練習に使っているセット。LUNCH BOX JrZOOM505II
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この練習用機材で弾いた比較画像をアップしておきます。
クリーントーン

歪み

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CARVIN HH2X 改造記

最近CARVINの改造でボディを削ったり、ステムを付けたり、配線をいじったりしていました。

 

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関連リンク
CARVIN 改造日記1
CARVIN 改造日記2
CARVIN 改造日記3
CARVIN 改造日記4
CARVIN 改造日記5

 

少し前から気になっていたのがエンドピンのせいで発生するノイズです。

CARVINデフォルトのエンドピンにストラップを付けると写真の様になります。
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これだとちょっとだけ具合が悪いのです。

ボディとストラップが密着しているだけなのですが、そのせいでストラップがボディにこすれるたびにキューキューとノイズが出まくるのです。

クリーントーンで演奏している時はまだ大丈夫なのですが、ディストーションをかけるとかなりノイジーに。

ボディの空洞構造も相まってなのかノイズが増幅されるのです。

余っていたSUHRのエンドピンに替えてストラップが外れる事はなくなるのですがやっぱりノイジー。

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そこでダンロップのロックピンに付けかえます。
IMG_0841

関連リンク

ダンロップのロックピンはボディとストラップの間にかなりの空間ができるので、これでキューキューノイズはなくなりました。

IMG_0843

 

 

あとは22フレット以降のフレットをとるかどうか。

フロントとリアピックアップの切り替えトグルスイッチが演奏中に切り替えるのが難しいくらい小さいのでどうするか。

いっそ以前改造しまくったSTEINBERGER SPIRIT同様にリアピックアップを取り払っちゃおうかなと。
img_0668
関連リンク
STEINBERGER 改造編

改造しやすいのでおすすめです。

当分こんな感じで悩みます。

明日はCARVIN純正のケースがサウンドハウスから届くので、こちらの様子もみてみたいなあと。

続く。

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ギターアンプに革命が起こったモデル。LUNCH BOX

前回のブログでアップしましたが、MUSICMANの210HD130というライブレコーディングで使うお気に入りのチューブアンプが見つかったので、次に必要なのは対照的なトランジスタアンプでした。

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MUSICMANは素晴らしい音なのですが、まず無茶苦茶重い。
30キロを超えています。
また、自分の場合、演劇とのコラボやゲームレコーディングでのモニタリングなど、ある程度の音量しか使わない時も多いのですが、そういう場合には小回りが利きません。

なので、そっち方向のアンプを幾つかチェックして次に行き着いたのがZT AMPLUNCH BOXでした。

これはすごかった。MUSICMANの出力をレベル10としたらレベル5~6は出せる印象です。
そして驚くほど小さいサイズのくせに中低域がガッツリでます。
重さ3キロ程度で200wの出力はハンパじゃありません。

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気に入ってしまい思わず二つ買ったり、サイズダウンしたJr(50w)も買いましたが、現在は二つのサイズを一つずつ稼働して様々なシチュエーションにフィットさせています。
もちろんJrは音量の上限が低いですが、小音量では安定度が高く感じます。

二つはコントロール部分が違い、Jrではambienceというアンプの箱鳴り感をシミュレートする回路が省かれていますが、全然不自由は感じません。

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普段の練習はJrを使ってます。
演劇など生の声と共演するときもJr、それより音量の大きなアンサンブルやゲームレコーディングなどではノーマルのLUNCH BOXを使っています。
ゲームレコーディングではドライ音をオーディオインターフェースからレコーディングソフトに送り、自分はZOOM505IIからLUNCH BOXに送った音をモニタリングしています。
関連リンク
ZOOM 505 II

一応ノーマルとJrの音色を比較できるように比較画像を貼り付けておきます。
違いがわかれば凄いです。
上がノーマル、下がジュニアですが自分は聴いただけではわかりません。笑

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ライブやレコーディングに使用したギターアンプ達

ライブやレコーディングに使用したアンプを少しずつ紹介していきます。
そのいくつかは生産終了品で現在は入手不可能なのですが、中古楽器として時々流通しています。

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まずはMUSICMANの真空管アンプです。

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NEXT ORDERの夏のライブレコーディングツアー中に立ち寄ったリハーサルスタジオに置いてあったものを、お店の了承をもらってリハーサルで使ってみたところ即ゲットしたくなり。。。
お店にお願いしたら実は個人所有のもので、その持ち主にお願いしたのですが、売却は無理とのことでした。

調べたら1970年代の製品で年に一台オークションに出品されるかされないかという激レアなものでした。
そりゃ売りたくないわなー。

そのレコーディングツアー中はPOLYTONEのトランジスタアンプでのレコーディングだったのですが、一度MUSICMANの真空管の感覚を体感できたため、かなりその体験が役立ちました。
その音圧感や太さの感覚をカラダで覚えていたので、POLYTONEである程度近いところまで持っていく事ができました。
そのレコーディングツアーで録音されたのが以下の2枚組アルバムです。

NEXT ORDER 5thアルバム「LIVE-INTENSIFIED」
このアルバムはアメリカのギターフュージョンチャートで発売即1位になり、そのおかげで過去のアルバムも一気にチャートの上位を独占したNEXT ORDERの代表作の一つです。

INTENSI

そして前作から2年、MUSICMANのアンプを入手しレコーディングしたアルバムが以下のアルバムです。
NEXT ORDER 6thアルバム「THE END OF THE BEGINNING」

THE END

こちらのアルバムはディスクユニオンをはじめ多くの国内レコード店で強力なプッシュを得て、さらなる飛躍をNEXT ORDERにもたらしました。
ディスクユニオンでは、日本を代表するテクニカルインストバンドとのキャッチフレーズでスペシャルプロモーションページもつくっていただきました。感謝!!!
ディスクユニオンのNEXT ORDERプロモーションページ

ツイン・ギタリストそれぞれのしなやかな指の動きから放たれる超絶フュージョンと激情のハードコアという二面性を時には融合し、そしてシフト・チェンジする日本を代表するテクニカル・インストゥルメンタル・バンドの6枚目。全てのアルバムがライヴ録音で製作されるこのバンドの熱量をしっかり封じ込めた最高の作品になりました。ライヴ・バンドだからこそ出せる押しと引きの間がが絶妙で変拍子になろうが、バランスが変わらないというのは流石としか言い様がない。(ディスクユニオン)

このアルバムで大活躍したのがMUSICMANの210 HD 130でした。10インチスピーカー2発、130ワットという意味です。
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今はライブシチュエーションでは少しお休みしていますが、この次のアルバムまでこの真空管アンプが大活躍してくれました。
お疲れさまでした。

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最近レコーディングで使っているギターとエフェクター

自分の場合メインワークであるNEXT ORDERやゲーム音楽、演劇とのコラボなど様々なシチュエーションで演奏しているのですが、スタイルによってエフェクターの組み合わせを変えることはありません。
少しずつ音源と共に紹介していきます。

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基本セッティング

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歪みに関しては個人的にこだわっているポイントがあり、そのポイントを満たすエフェクターを探しているうちに現在のセッティングに行き着きました。
そのポイントとは音抜けが良いこと、音が太い事、そして価格が安い事です。
自宅で使うわけでなく、ライブなどでハードユーズするので、高価なエフェクターを一台大切に所有するより、安価なモデルをスペアを含めて何台も持っている方が現実的なのです。もちろん音質がよい事が条件ですが。

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この基本セッティングでは二つの歪みを使用しています。
一つはオーバードライブとしてのINFINITY ACTIVATORで、もう一つはZOOM505-IIなのですが、ZOOM505-IIは20年前位に生産されていたビギナー向けの安価なマルチエフェクターです。
このエフェクターのディストーションの音質が何故か異様にハイクオリティなので、最近2年ほどはこのディストーションしか使っていません。今回はこちらの紹介です。
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こちらのリンクで改造方法も紹介しています。
ギター初心者セットのお手頃エフェクターを使いこなすミッション

NEXT ORDERでは最新ライブレコーディング作品「CHRONOSYSTEM」(2014年11月発売)でフルにこのエフェクターを使っています。いくつかの雑誌のレビューでもそのディストーションの音質が絶賛されています。

NEXT ORDERの動画もリンクしておきます。

ゲーム音楽のレコーディングでも、ここ数年はこのエフェクターばかりです。
最近では以下のゲームで使っています。

カードファイト!!ヴァンガード ライド トゥ ビクトリー!!

カードファイト!! ヴァンガード ロック オン ビクトリー!!

アルカディアスの戦姫

このエフェクターの音質の雰囲気を伝えやすいようにリズムマシーンの上で適当にソロをとっています。この動画ではZOOM 505-IIのディストーションとディレイだけです。

高価なエフェクターでも安価なエフェクターでも最終的には自分の好みの音色が出ればそれでOKなのですが、自分の場合ZOOM 505-IIがちょうどフィットしていたみたいです。
どちらかというと高い機材ではやりの音をつくるより、安い機材を極限まで使いこなす所にロマンを感じてしまいます。

生産終了品が多いですが、ディレイやループ、ワウなど少しずつアップしていきます。